一人残された青年が、詐欺師を逆に騙し返す「クロサギ」となるサスペンス ・・・・
クロサギ 7 (7)
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人気ランキング : 56,519位
定価 : ¥ 530
販売元 : 小学館
発売日 : 2005-10-05
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 530
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現在、セールスの現場では不良品というものは一切存在しない。
つまり売る人間の個人的魅力、知識、社交性などが実際の商品よりも重きを置かれるのは当然であり、それを「詐欺」と見做すこの本は間違っている。
この巻には某展示即売会社と同じ商法を匂わせる販売方法が書かれているが、実際絵画の値段を決めるのは本人の心であり、本当の市場価格など存在しないのだ。…にも関わらずこの本では展示即売会を「本当の市場価格の数倍の値段で販売してる悪徳商法」のように書かれている。
セールスとはモノではなく、人の心を売るものである。
モノの値段という曖昧な価値基準のみで判別する消費者保護センターの人間のような知識だけで書かれてるこの本は、資本主義経済の現場を知らない馬鹿が書いたとしか思えない。
詐欺師を騙す詐欺師という、不思議な存在を主人公にして快調に飛ばしてきたクロサギ。今回はネット詐欺、内職詐欺、絵画販売詐欺がターゲットである。それぞれ面白く読めるし、絵柄も綺麗で悪くないと思う。
ただそろそろ限界を感じるのは、パターン化が著しくなってきたこと。勿論それが一概に悪いわけではないが、被害の発生(前編)クロサギの活動(中篇)詐欺師への報復(後編)という流れのなかで、詐欺の種類が変わってゆくだけでは限りがある。実際一巻から見てみると、被害者の顔にあまりバラエティがないのがわかる。最近の何巻かでは、主人公自身の周りに幾人か伏線的人物がチョロチョロし出しており、そろそろ去就を賭けて最大最後の事件に突入の用意か、と期待させるものがある。 黄門様パターンを続けて腐っていかないうちにお願いしますよ。その願いをこめて星4つ。